特定非営利活動法人 定款例
特定非営利活動法人○○○○定款 第1章 総則
(名称)
第1条 この法人は、特定非営利活動法人○○○○という。
(事務所)
第2条 この法人は、主たる事務所を和歌山県○○市○○ 町○○丁目○番○号に置く。
2 この法人は、前項のほか、その他の事務所を○○県○○ 市○○町○○丁目○番○号、…に置く。
第2章 目的及び事業
(目的)
第3条 この法人は、[ ① ]に対して、[ ② ]に関する 事業を行い、[ ③ ]に寄与することを目的とする。
(特定非営利活動の種類)
第4条 この法人は、その目的を達成するため、次に掲げる 種類の特定非営利活動を行う。
(1) (2)
(事業)
第5条 この法人は、その目的を達成するため、次の事業を 行う。
(1) 特定非営利活動に係る事業
① ○○○○○事業
<第 条>と下線を付した条は、 法に定める必要的記載事項である。 それ以外の条文は、法人の任意によ る記載事項である。
<第1条>…(法 11① 二)
<第2条>…(法 11① 四)
注:「主たる事務所」と「その他の事 務所(=従たる事務所)」を明確 に区分した上で、設置する事務所 をすべて記載する。事務所の所在 地の記載は最小行政区画(市町 村)までとすることもできます。 ただし、その場合には、地番を含 めた住所を議事録等に必ず記載 する。
<第3条>…(法 11① 一)
注:特定非営利活動を行うことを 主たる目的とした法人であるこ と等を明らかにする必要がある。 例えば、目的には、① 受益対象者 の範囲、② 主要な事業、③ 法人 の事業活動が社会にもたらす効 果(どのような意味で社会の利 益につながるのか)や法人とし ての最終目標等を具体的かつ明 確に伝わるように記載する。
<第4条>…(法 11① 三)
注:法の別表に掲げる活動の種類 のうち、該当するものを選択して 記載する(複数の種類の選択も 可能)。
<第5条>…(法 11① 三及び十 一)
参考:法5
注1:第1項…法人が行う具体的
② ○○○○○事業
(2) その他の事業 ① △△△△△事業
② △△△△△事業
2 前項第2号に掲げる事業は、同項第1号に掲げる事業 に支障がない限り行うものとし、利益を生じた場合は、同 項第1号に掲げる事業に充てるものとする。
第3章 会員
(種別)
第6条 この法人の会員は、次の【 】種とし、正会員をも って特定非営利活動促進法(以下「法」という。)上の社 員とする。
(1) 正会員 この法人の目的に賛同して入会した個人及 び団体
(2) 賛助会員 この法人の事業を賛助するために入会し た個人及び団体
(入会)
第7条 会員の入会については、特に条件を定めない。 2 会員として入会しようとするものは、理事長が別に
定める入会申込書により、理事長に申し込むものとし、 理事長は、正当な理由がない限り、入会を認めなければ ならない。
3 理事長は、前項のものの入会を認めないときは、速や かに、理由を付した書面をもって本人にその旨を通知 しなければならない。
な事業の内容を記載する。その際、
「特定非営利活動に係る事業」と
「その他の事業」の内容は明確に 区分しなければならない。 注2:「その他の事業」を行わない
場合は、「この法人は、第3条の目 的を達成するため、次の特定非営 利活動に係る事業を行う」旨を記 載し、第1項第2号及び第2項の 記載を要しない。
注3:「特定非営利活動に係る事 業」において、付随的な事業を行 う場合には、「その他この法人の 目的を達成するために必要な事 業」旨を記載する。ただし、「その 他の事業」ではこの旨の記載はで きない。
参考:第2項…法5①
<第3章>…社員の資格の得喪に 関 す る 事 項 は 必 要 的 記 載 事 項
(法 11① 五) 参考:法2②一イ
<第6条>
注1:ここでいう「社員」とは、社団 の構成員のことで、総会議決権を 有する者が該当する。
注2:賛助会員等、正会員以外の会 員種別を定める場合は、正会員と それ以外の会員を区別して、第2 号以降にその旨を記載する。ただ し、正会員(社員)以外の会員種 別を定款で定めるかどうかは、法 人の任意的記載事項。
<第7条>
注1:第6条において、正会員以外 の会員について定める場合は、正 会員とそれ以外の会員を区別し て記載することもできる(以下、 第 11 条まで同じ。)。正会員以外 については任意的記載事項。
(入会金及び会費)
第8条 会員は、総会において別に定める入会金及び会費 を納入しなければならない。
(会員の資格の喪失)
第9条 会員が次の各号の一に該当するに至ったときは、 その資格を喪失する。
(1) 退会届の提出をしたとき。
(2) 本人が死亡し、又は会員である団体が消滅したとき。 (3) 継続して【 】年以上会費を滞納したとき。 (4) 除名されたとき。
(退会)
第 10 条 会員は、理事長が別に定める退会届を理事長に提 出して、任意に退会することができる。
(除名)
第 11 条 会員が次の各号の一に該当するに至ったときは、 総会の議決により、これを除名することができる。この場 合、その会員に対し、議決の前に弁明の機会を与えなけれ ばならない。
(1) この定款等に違反したとき。
(2) この法人の名誉を傷つけ、又は目的に反する行為を したとき。
第4章 役員及び職員
(種別及び定数)
第 12 条 この法人に次の役員を置く。 (1) 理事 ○○人
(2) 監事 ○○人
2 理事のうち、1人を理事長、【 】人を副理事長とする。
注2:社員(正会員)以外の会員 の入会については、任意の条件を 定めることができるが、社員(正 会員)の資格取得については、不 当な条件を付けてはならない。
(法2②一イ)
<第8条>
注:入会金又は会費の設定がない 場合は、記載を要しない。
<第9条>
注:第4号…除名を資格喪失の条 件とする場合は、除名に関する規 定を置く(第 11 条参照)。
<第 10 条>
注:退会が任意であることを明確 にする。任意に退会できない場合 などは法に抵触する。
<第 11 条>
注:総会の議決以外に理事会の議 決やその他の機関の議決でも構 わない。
<第4章>…役員に関する事項は 必要的記載事項(法 11① 六)
<第 12 条>
注1:第1項…理事の定数は3人 以上、監事の定数は1人以上とし なければならない(法 15)。 注2:「理事」及び「監事」を明確に
区分する。なお、役員の定数は「○
○人以上○○人以下」というよう に上限と下限を設けることもで きる。
(選任等)
第 13 条 理事及び監事は、総会において選任する。 2 理事長及び副理事長は、理事の互選とする。
3 役員のうちには、それぞれの役員について、その配偶 者若しくは三親等以内の親族が1人を超えて含まれ、又
は当該役員並びにその配偶者及び三親等以内の親族が役 員の総数の3分の1を超えて含まれることになってはな らない。
4 監事は、理事又はこの法人の職員を兼ねることができ ない。
(職務)
第 14 条 理事長は、この法人を代表し、その業務を総理す る。
2 理事長以外の理事は、法人の業務について、この法人を 代表しない。
3 副理事長は、理事長を補佐し、理事長に事故あるとき又 は理事長が欠けたときは、理事長があらかじめ指名した 順序によって、その職務を代行する。
4 理事は、理事会を構成し、この定款の定め及び理事会の 議決に基づき、この法人の業務を執行する。
5 監事は、次に掲げる職務を行う。
(1) 理事の業務執行の状況を監査すること。 (2) この法人の財産の状況を監査すること。
(3) 前2号の規定による監査の結果、この法人の業務又 は財産に関し不正の行為又は法令若しくは定款に違反 する重大な事実があることを発見した場合には、これ を総会又は所轄庁に報告すること。
(4) 前号の報告をするため必要がある場合には、総会を 招集すること。
(5) 理事の業務執行の状況又はこの法人の財産の状況に ついて、理事に意見を述べ、若しくは理事会の招集を請 求すること。
(任期等)
第 15 条 役員の任期は、【 】年とする。ただし、再任を
注3:第2項…職名は、理事長、副 理事長以外の名称を使用すること もできる。
<第 13 条>
注1:第1項…総会以外で役員を 選任することも可能。
注2:第3項…法律上は、理事・監 事が6人以上の場合に限り、配偶 者もしくは三親等以内の親族を 1人だけ役員に加えることがで きる(法 21)。
参考:第4項…法 19
<第 14 条>
注1:第1項…理事長のみが法人 の代表権を有する場合に記載す る。理事長以外にも法人を代表す る理事がいる場合には、例えば、
「理事全員は、この法人を代表す る。」、「理事長及び常務理事は、こ の法人を代表する。」というよう な記載をすること。(法 16)。 注2:第2項…理事長以外の理事
が代表権を有しない場合には、第 1項に加えてその旨を明記する ことが望ましい。
注3:第3項…副理事長が1人の 場合は、「理事長があらかじめ指 名した順序によって、」という記 載を要しない。
参考:第5項…法 18
注4:監事は代表権を有しない。
注5:第4号…総会の開催との整 合性をとる。(第 23 条第 2 項第 3号参照)
注6:第5号…理事会の開催との 整合性をとる。(第 32 条第 3 号 参照)
妨げない。
2 前項の規定にかかわらず、後任の役員が選任されてい ない場合には、任期の末日後最初の総会が終結するまで その任期を伸長する。
3 補欠のため、又は増員によって就任した役員の任期は、 それぞれの前任者又は現任者の任期の残存期間とする。 4 役員は、辞任又は任期満了後においても、後任者が就任
するまでは、その職務を行わなければならない。
(欠員補充)
第 16 条 理事又は監事のうち、その定数の3分の1を超え る者が欠けたときは、遅滞なくこれを補充しなければな らない。
(解任)
第 17 条 役員が次の各号の一に該当するに至ったときは、 総会の議決により、これを解任することができる。この場 合、その役員に対し、議決する前に弁明の機会を与えなけ ればならない。
(1) 職務の遂行に堪えない状況にあると認められるとき。 (2) 職務上の義務違反その他役員としてふさわしくない
行為があったとき。
(報酬等)
第 18 条 役員は、その総数の3分の1以下の範囲内で報酬 を受けることができる。
2 役員には、その職務を執行するために要した費用を弁 償することができる。
3 前2項に関し必要な事項は、総会の議決を経て、理事長 が別に定める。
(職員)
第 19 条 この法人に、事務局長その他の職員を置く。 2 職員は、理事長が任免する。
<第 15 条>
注1:第1項…(法 24①(役員任 期は2年以内において定款で定 める期間とする。))
注2:第2項…法人運営の円滑化 を図るため、第 13 条において役 員を総会で選任する旨を明記し ている場合に限り、法 24② の規 定に基づき、任期伸長規定を置く ことができる。
注3:第4項…役員が存在しない 期間が生じた場合、法人が損害を 被るおそれもあることから、前任 者は、辞任又は任期満了後におい ても応急的に業務執行義務を負 うものとされている。しかし、新 たな権限の行使まで認められる ものではないから、至急後任者を 選任する必要がある。なお、この 規定を根拠に2年を超えて役員 任期を伸長することはできない。
<第 16 条> 参考:法 22
<第 17 条>
注:役員の解任は総会の議決の他、 理事会の議決やその他の機関の 議決でも構わない。
<第 18 条>
参考:第1項…法2②一ロ
注:第3項…総会以外に理事会等 の機関の議決でも構わない。
第5章 総会
(種別)
第 20 条 この法人の総会は、通常総会及び臨時総会の2種 とする。
(構成)
第 21 条 総会は、正会員をもって構成する。
(権能)
第 22 条 総会は、以下の事項について議決する。 (1) 定款の変更
(2) 解散 (3) 合併
(4) 事業計画及び活動予算並びにその変更 (5) 事業報告及び活動決算
(6) 役員の選任又は解任、職務及び報酬 (7) 入会金及び会費の額
(8) 借入金(その事業年度内の収益をもって償還する短 期借入金を除く。第 48 条において同じ。)その他新た な義務の負担及び権利の放棄
(9) 事務局の組織及び運営
(10) その他運営に関する重要事項
(開催)
第 23 条 通常総会は、毎事業年度【 】回開催する。
2 臨時総会は、次の各号の一に該当する場合に開催する。 (1) 理事会が必要と認め招集の請求をしたとき。
(2) 正会員総数の【 】分の【 】以上から会議の目 的である事項を記載した書面をもって招集の請求があ ったとき。
(3) 第 14 条第5項第4号の規定により、監事から招集 があったとき。
(招集)
第 24 条 総会は、第 23 条第2項第3号の場合を除き、理事 長が招集する。
2 理事長は、第 23 条第2項第1号及び第2号の規定によ る請求があったときは、その日から【 】日以内に臨時 総会を招集しなければならない。
3 総会を招集するときは、会議の日時、場所、目的及び審 議事項を記載した書面をもって、少なくとも総会の日の 5日前までに通知しなければならない。
(議長)
第 25 条 総会の議長は、その総会において、出席した正会 員の中から選出する。
<第5章>…会議に関する事項は 必要的記載事項(法 11① 七)
<第 20 条>
参考:法 14 の2及び法 14 の3
<第 22 条>
注:定款で理事会等に委任してい るもの以外はすべて総会の議決 事項(法 14 の5)。
なお、法定の総会議決事項(定 款変更、解散及び合併)以外の事 項については、理事会等の議決事 項とすることができる(第 31 条 参照)。
<第 23 条>
注1:第1項…少なくとも年1回 通常総会を開催する必要がある
(法 14 の2)。
参考:第2項第1号…法 14 の3① 注2:第2項第2号…社員総数の
5分の1以上を必要とするが、定 款をもってこれを増減すること は可能(法 14 の3②)
<第 24 条>
注:第3項…総会の招集は、定款で 定めた方法により、少なくとも総 会の日の5日前までに行われな ければならない(法 14 の4)。
(定足数)
第 26 条 総会は、正会員総数の【 】分の【 】以上の 出席がなければ開会することができない。
(議決)
第 27 条 総会における議決事項は、第 24 条第3項の規定 によってあらかじめ通知した事項とする。
2 総会の議事は、この定款に規定するもののほか、出席し た正会員の過半数をもって決し、可否同数のときは、議長 の決するところによる。
3 理事又は正会員が総会の目的である事項について提案 した場合において、正会員の全員が書面により同意の意 思表示をしたときは、当該提案を可決する旨の総会の決 議があったものとみなす。
(表決権等)
第 28 条 各正会員の表決権は、平等なるものとする。 2 やむを得ない理由のため総会に出席できない正会員は、
あらかじめ通知された事項について書面をもって表決し 又は他の正会員を代理人として表決を委任することがで きる。
3 前項の規定により表決した正会員は、第 26 条、第 27 条 第2項、第 29 条第1項第2号及び第 49 条の適用につい ては、総会に出席したものとみなす。
4 総会の議決について、特別の利害関係を有する正会員 は、その議事の議決に加わることができない。
(議事録)
第 29 条 総会の議事については、次の事項を記載した議事 録を作成しなければならない。
(1) 日時及び場所
(2) 正会員総数及び出席者数(書面表決者又は表決委任 者がある場合にあっては、その数を付記すること。) (3) 審議事項
(4) 議事の経過の概要及び議決の結果 (5) 議事録署名人の選任に関する事項
2 議事録には、議長及びその会議において選任された議 事録署名人2人以上が署名、押印しなければならない。 3 前2項の規定に関わらず、正会員全員が書面により同
意の意思表示をしたことにより、総会の決議があったと みなされた場合においては、次の事項を記載した議事録 を作成しなければならない。
<第 26 条>
注:定款変更の際の定足数は、定款 に特別の定めがない限り、社員総 数 の 2 分 の 1 以 上 で あ る ( 法 25②)。
<第 27 条>
参考:第1項…法 14 の6
注:第3項…書面以外に電磁的記 録(法規2)による同意の意思 表示を可能とする規定を置くこ ともできる(法 14 の9①)。
<第 28 条>
参考:第1項及び第2項…法 14 の 7
注:第2項…書面による表決に代 えて、電磁的方法による表決を可 能とする規定を置くこともでき る(法 14 の7③)。(電磁的方 法とは、電子情報処理組織を使用 する方法。例えば、電子メールな ど が こ れ に 該 当 す る ( 法 規 1)。)
参考:第4項…法 14 の8
<第 29 条>
注1:第2項…記名、押印としても 構わない。
⑴ 総会の決議があったものとみなされた事項の内容 ⑵ 前号の事項の提案をした者の氏名又は名称 ⑶ 総会の決議があったものとみなされた日 ⑷ 議事録の作成に係る職務を行った者の氏名
第6章 理事会
(構成)
第 30 条 理事会は、理事をもって構成する。
(権能)
第 31 条 理事会は、この定款で定めるもののほか、次の事 項を議決する。
(1) 総会に付議すべき事項
(2) 総会の議決した事項の執行に関する事項
(3) その他総会の議決を要しない会務の執行に関する 事項
(開催)
第 32 条 理事会は、次の各号の一に該当する場合に開催す る。
(1) 理事長が必要と認めたとき。
(2) 理事総数の【 】分の【 】以上から会議の目的 である事項を記載した書面をもって招集の請求があっ たとき。
(3) 第 14 条第5項第5号の規定により、監事から招集 の請求があったとき。
(招集)
第 33 条 理事会は、理事長が招集する。
2 理事長は、第 32 条第2号及び第3号の規定による請求 があったときは、その日から【 】日以内に理事会を招 集しなければならない。
3 理事会を招集するときは、会議の日時、場所、目的及び 審議事項を記載した書面をもって、少なくとも理事会の 日の【 】日前までに通知しなければならない。
(議長)
第 34 条 理事会の議長は、理事長がこれに当たる。
(議決)
第 35 条 理事会における議決事項は、第 33 条第3項の規 定によってあらかじめ通知した事項とする。
2 理事会の議事は、理事総数の過半数をもって決し、可否 同数のときは、議長の決するところによる。
(表決権等)
第 36 条 各理事の表決権は、平等なるものとする。
2 やむを得ない理由のため理事会に出席できない理事は、 あらかじめ通知された事項について書面をもって表決す
注2:第3項…書面以外に電磁的 記録(法規2)による同意の意 思表示を可能とする規定を置く こともできる(法 14 の9①)
<第6章>…会議に関する事項は 必要的記載事項(法 11① 七)
<第 31 条>
注 : 総 会 の 権 能 と 整 合 性 を と る
(第 22 条参照)。
<第 35 条>
参考:第2項…法 17
ることができる。
3 前項の規定により表決した理事は、第 35 条第2項及び 第 37 条第1項第2号の適用については、理事会に出席し たものとみなす。
4 理事会の議決について、特別の利害関係を有する理事 は、その議事の議決に加わることができない。
(議事録)
第 37 条 理事会の議事については、次の事項を記載した議 事録を作成しなければならない。
(1) 日時及び場所
(2) 理事総数、出席者数及び出席者氏名(書面表決者に あっては、その旨を付記すること。)
(3) 審議事項
(4) 議事の経過の概要及び議決の結果 (5) 議事録署名人の選任に関する事項
2 議事録には、議長及びその会議において選任された議 事録署名人2人以上が署名、押印しなければならない。
第7章 資産及び会計
(資産の構成)
第 38 条 この法人の資産は、次の各号に掲げるものをもっ て構成する。
(1) 設立の時の財産目録に記載された資産 (2) 入会金及び会費
(3) 寄附金品
(4) 財産から生じる収益 (5) 事業に伴う収益 (6) その他の収益
(資産の区分)
第 39 条 この法人の資産は、これを分けて特定非営利活動 に係る事業に関する資産及びその他の事業に関する資産 の2種とする。
(資産の管理)
第 40 条 この法人の資産は、理事長が管理し、その方法は、 総会の議決を経て、理事長が別に定める。
(会計の原則)
第 41 条 この法人の会計は、法第 27 条各号に掲げる原則 に従って行うものとする。
注:第2項…記名、押印としても構 わない。
<第7章>…(法 11① 八及び九)
<第 38 条>
<第 39 条>
注:特定非営利活動に係る事業の みを行う場合は、記載を要しない。
<第 40 条>
注:総会の議決以外に、理事会等の 機関の議決でも構わない。
<第 41 条>
(会計の区分)
第 42 条 この法人の会計は、これを分けて特定非営利活動 に係る事業に関する会計及びその他の事業に関する会計 の2種とする。
(事業計画及び予算)
第 43 条 この法人の事業計画及びこれに伴う活動予算は、 理事長が作成し、総会の議決を経なければならない。
(暫定予算)
第 44 条 前条の規定にかかわらず、やむを得ない理由によ り予算が成立しないときは、理事長は、理事会の議決を経 て、予算成立の日まで前事業年度の予算に準じ収益費用 を講じることができる。
2 前項の収益費用は、新たに成立した予算の収益費用と みなす。
(予算の追加及び更正)
第 45 条 予算議決後にやむを得ない事由が生じたときは、 総会の議決を経て、既定予算の追加又は更正をすること ができる。
(事業報告及び決算)
第 46 条 この法人の事業報告書、活動計算書、貸借対照表 及び財産目録等の決算に関する書類は、毎事業年度終了 後、速やかに、理事長が作成し、監事の監査を受け、総会の 議決を経なければならない。
2 決算上剰余金を生じたときは、次事業年度に繰り越す ものとする。
(事業年度)
第 47 条 この法人の事業年度は、毎年【 】月【 】日 に始まり翌年【 】月【 】日に終わる。
(臨機の措置)
第 48 条 予算をもって定めるもののほか、借入金の借入れ その他新たな義務の負担をし、又は権利の放棄をしよう とするときは、総会の議決を経なければならない。
第8章 定款の変更、解散及び合併
注:「法第 27 条各号に掲げる原則」 とは、正規の簿記の原則、真実性、 明瞭性の原則及び継続性の原則 をいう。
<第 42 条>
注:特定非営利活動に係る事業の みを行う場合は、記載を要しない
(法5②)。
<第 43 条~第 45 条及び第 48 条
>
注:平成 15 年の法改正により、「予 算準拠の原則」は削除されている
(法 27 一)。現行法上、予算管理 を行うか否かは法人の任意であ ることから、予算管理を行わない 場合又は内規等で予算管理を行 う場合は、記載を要しない。
<第 47 条>…(法 11① 十)
(定款の変更)
第 49 条 この法人が定款を変更しようとするときは、総会 に出席した正会員の【 】分の【 】以上の多数による 議決を経、かつ、法第 25 条第3項に規定する以下の事項 を変更する場合、所轄庁の認証を受けなければならない。 (1) 目的
(2) 名称
(3) その行う特定非営利活動の種類及び当該特定非営利 活動に係る事業の種類
(4) 主たる事務所及びその他の事務所の所在地(所轄庁 の変更を伴うものに限る)
(5) 社員の資格の得喪に関する事項
(6) 役員に関する事項(役員の定数に係るものを除く) (7) 会議に関する事項
(8) その他の事業を行う場合には、その種類その他当該 その他の事業に関する事項
(9) 解散に関する事項(残余財産の帰属すべき者に係 るものに限る)
(10)定款の変更に関する事項
(解散)
第 50 条 この法人は、次に掲げる事由により解散する。 (1) 総会の決議
(2) 目的とする特定非営利活動に係る事業の成功の不能 (3) 正会員の欠亡
(4) 合併
(5) 破産手続き開始の決定
(6) 所轄庁による設立の認証の取消し (7)
2 前項第1号の事由によりこの法人が解散するときは、 正会員総数の【 】分の【 】以上の承諾を得なければ ならない。
3 第1項第2号の事由により解散するときは、所轄庁の 認定を得なければならない。
(残余財産の帰属)
第 51 条 この法人が解散(合併又は破産による解散を除 く。)したときに残存する財産は、法第 11 条第3項に掲 げる者のうち、【○○○】に譲渡するものとする。
<第8章>…定款の変更と解散に 関 す る 事 項 は 必 要 的 記 載 事 項
(法 11① 十二及び十三)
<第 49 条> 参考:法 25
注1:定款変更の際には、定款に特 別の定めがない限り、社員総数の 2分の1以上が出席し、その出席 した社員の4分の3以上の議決 が必要となる。
注2:法 25③ に規定する以外の事 項は、事務所の所在地(所轄庁の 変更を伴わないもの)(第2条 参照)、役員の定数に係るもの
(第 12 条参照)、資産に関する 事項(第7章参照)、会計に関す る事項(第7章参照)、事業年度
(第 47 条参照)、残余財産の帰 属すべき者に係るものを除く解 散に関する事項(第8章参照)、 公告の方法(第9章参照)をい う。
<第 50 条>
参考:第1項…法 31① 第1号…法 31① 一 第2号…法 31① 三 第3号…法 31① 四 第4号…法 31① 五 第5号…法 31① 六 第6号…法 31① 七
第7号以下…法 31① 二(定款で 定めた解散事由の発生)
注:第2項…解散の際には、定款に 特別の定めがない限り、社員総数 の4分の3以上の承諾が必要と なる(法 31 の2)。
参考:第3項…法 31②
<第 51 条>
(合併)
第 52 条 この法人が合併しようとするときは、総会におい て正会員総数の【 】分の【 】以上の議決を経、かつ、 所轄庁の認証を受けなければならない。
第9章 公告の方法
(公告の方法)
第 53 条 この法人の公告は、この法人の掲示場に掲示する とともに、官報に掲載して行う。
ただし、法第 28 条の2第1項に規定する貸借対照表の 公告については、【○○○】して行う。(注3)
公告方法 【○○○】の記載例
①官報 官報
②日刊新聞紙 ○○県において発行する○○新聞
③電子公告 ・この法人のホームページ
・内閣府 NPO 法人ポータルサイト
(法人入力情報欄)
④主たる事務所の公 衆の見やすい場所
この法人の主たる事務所の掲示場
(に掲示)
第 10 章 雑則
参考:法 11③、法 32
注1:【○○○】に記載する「残余財 産の帰属すべき者」は、他の特定 非営利活動法人、国又は地方公共 団体、公益財団法人又は公益社団 法人、学校法人、社会福祉法人、更 生保護法人から選定されなけれ ばならない(法 11③)。
注2:帰属先を定めない場合、又は 帰属先が明確でない場合は、国又 は地方公共団体に譲渡されるか 国 庫 に 帰 属 さ れ る こ と と な る
(法 32②③)。
<第 52 条>
注:定款に特別の定めがない限り、 合併の際には、社員総数の4分の 3以上の議決が必要(法第 34 条)。
<第9章>…(法 11① 十四)
<第 53 条>
注1:公告とは、第三者の権利を保 護するため、第三者の権利を侵害 するおそれのある事項について 広く一般の人に知らせることで ある。法人の活動実態に応じて、 官報、日刊新聞やインターネット ホームページを選択して記載す ることが考えられる。
注2:定款において、公告方法とし て官報掲載を定めない場合であ っても、以下の①及び②の公告に ついては、選択した公告方法に加 え、官報に掲載して行う必要があ る。
①解散した場合に清算人が債権 者に対して行う公告(法 31 の 10④)
②清算人が清算法人について破 産手続開始の申立を行った旨の 公告(法 31 の 12④)
注3:法人は、前事業年度の貸借対照表の作成後遅滞な くこれを公告しなければならない。貸借対照表の公告 方法は、以下の4つの方法から選んで定款で定める必 要がある(法 28 の2)。
なお、③を選択する場合は、事故その他やむを得な い事由によって電子公告による公告をすることが出来 ない場合の公告方法として、①か②のいずれかを定め ることができる(法 28 の2③)。
詳細については、手引き 61 頁の「⑴公告方法とそ の期間等」、 62 頁の「⑵定款の記載方法」を参照。
(細則)
第 54 条 この定款の施行について必要な細則は、理事会の 議決を経て、理事長がこれを定める。
附 則
1 この定款は、この法人の成立の日から施行する。
2 この法人の設立当初の役員は、次に掲げる者とする。 理事長 ○ ○ ○ ○
副理事長 ○ ○ ○ ○ 理事 ○ ○ ○ ○ 同 ○ ○ ○ ○
監事 ○ ○ ○ ○ 同 ○ ○ ○ ○
3 この法人の設立当初の役員の任期は、第 15 条第1項の 規定にかかわらず、成立の日から【 】年【 】月【 】日までとする。
4 この法人の設立当初の事業計画及び活動予算は、第 43 条の規定にかかわらず、設立総会の定めるところによる ものとする。
5 この法人の設立当初の事業年度は、第 47 条の規定にか かわらず、成立の日から【 】年【 】月【 】日まで とする。 6 この法人の設立当初の入会金及び会費は、第8条の規
定にかかわらず、次に掲げる額とする。 (1) 正会員入会金 ○○○円
正会員会費 □□□円(1年間分) (2) 賛助会員入会金 △△△円
賛助会員会費 ▽▽▽円(1年間分)
<附則>
注1:設立当初の記載内容は、成立 後において変更しない。
注2:第2項…(法 11②)
役員名簿の記載内容と一致さ せる。
注3:第3項…至年月日は、成立の 日から2年を超えてはならない。 総会の開催時期を考慮に入れ、 役員任期の末日を事業年度の末日 の2~3ヶ月後にずらしておくと、 法人運営に支障をきたすおそれが 少ない(第 15 条注2参照)。
注4:第6項…正会員以外の会員 について定める場合は、正会員と 区別して記載する。